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「持続可能なみらいをみんなで」主催者 ERIC  プロフィール

 

1979年フランス生まれ。飛行機整備士。パリ郊外で北野武が大好きな父と木工を趣味とする母のもと育つ。25歳で来日し、築約80年の古民家を購入し、DIYでリフォームを始める。日本の木材の美しさと伝統建築の巧みさに魅せられる。



私は子どもの頃から「損なわれる」ことが苦手だった。
自然は完璧に循環し、そこには無駄なものはなく人工物とは対極にあると信じている。
今のままの人間の営みを続けたら、いったいいつまで地球はもってくれるのだろう。いまは国同士がじぶんたちの領土を争っている場合じゃない。
どうすれば地球をずっとずっと、出来る限りながく持たせることができるか、を必死に協力して智恵を出し合う時なのに、どうやらみんなはあまり危機感を抱いていないみたい。


 何をしても無駄だと思い、何もしないで手をこまねいていた。でもある時、どうせ絶望的になるなら自分のできることをするだけで良いじゃないかと思った。そうして2012年和歌山県潮岬で海岸清掃をスタートさせた。
「行動は行動を呼ぶ」という言葉どおり、
まるで磁石が鉄を引き寄せるように、同じ志をもつ仲間達に出会え、2ヶ月に一度は串本まで出かけ海岸清掃にいそしむ。


 近ごろではルーマニアの数学および経済学者であるNicholas Georgescu-Roegenのdecroissance(フランス語で縮小の意味)の理論をバイブルにし、経済成長ばかりを美徳とする現代社会の限界を感じ、「縮小」に基づいた持続可能な未来を実現したいと思っている。

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